向田

ふらりと立ち寄った本屋さんでふと手にして
ちょっと読んでみるつもりが思わず向田さんワールドに
引き込まれて、買って帰りました。 
 
『夜中の薔薇』
 
新聞や雑誌に掲載された向田邦子さんのエッセイが
収められています。
中でも興味を持って読んだのが「アマゾン」
好奇心旺盛な向田邦子さんは海外へも度々足を伸ばして
いらしたのは知っていたけれど
アマゾンまで行かれていたとは知りませんでした。
アマゾン河には本流の河に異なる色の川が合流する地点が
あるのですが、その描写にはびっくり。
 
アマゾン川

  「アマゾン河は濃いおみおつけ色である。
 仙台味噌の色である。そこへ八丁味噌リオ・ネグロと呼ばれる
 黒い川が流れ込む。」(注1)

何という表現力なのでしょう。向田邦子さんにかかると
アマゾン河もこうなるのかと、思わずほくそ笑んでいました。
 

注1. 『夜中の薔薇』 向田邦子著 講談社文庫 所収の「アマゾン」より 



 
ブログランキングに参加中です↓↓↓ 応援どうぞよろしく!!
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ