学生の頃、図書館でたまたま手にとってから、私のバイブルになった本。
『人間と象徴』(カール・G・ユング著 上下巻. 河出書房新社)
私は小さい頃から、良く夢を見る質でした。自分のイマジネーションだけでは、その夢の説明がつかないことを認識してからは、夢を注意深く捉えるようになりました。夢の中で示されたメッセージが、少し先の未来を拓く鍵になった事は、幾度もあります。
この本と出合った時、それまでの私の数々の夢の象徴の意味の認識が変わりました。
それまで誰にも話したことのなかった個人的な感覚の世界を、心理学、民族学の視点を切り口にガイドのように説明してくれた、ありがたい本と言えます。